私たちが事業を営む東松島市は、東日本大震災で甚大な被害を受けました。震災後、何もなくなってしまったこの街で、一生懸命に自然と向き合い奮闘する地元の漁師さん、長いあいだ、手を取り合って復興と向き合っている地元の方々。震災のあった地域で、復興を根底に事業を行ってきた私たちは、沢山の方々の本気を身近に感じて日々事業をしています。
地域課題企業研修プログラムの目的
企業が成長を遂げる中で、欠かせない人材。
これからの企業に求められるリーダーは、社内外のリソースを活用して、課題解決や事業構造転換を実現することができる人材です。そして、企業としては優秀な若手層にとって魅力的なチャレンジの場を提供することが人材育成には欠かせない要素となっています。本プログラムでは、震災復興を経験した地元企業の社長や一次産業に関わる人達、自治体の方々を講師に、復興や地域課題の現場に向き合うという越境学習により、新しい価値を創造し実現する力を養う機会を提供しています。
東日本大震災での出来事を次世代へつなぐ施設
『防災体験型宿泊施設 KIBOTCHA』
自然の中の癒しの宿泊はもちろん、広々とした大浴場、手ぶらで地元の食材が存分に楽しめるBBQ、地元の食材をふんだんに利用したレストランでのお食事、自然と一体になれるグランピング、遊んで学べる大型室内遊具施設など、津波で閉校した旧野蒜小学校を活用した広々とした空間で、食事・遊び・学びを全て贅沢に満喫できます。
お食事は、郷土料理のビュッフェスタイルやお膳などご要望に応じてご対応させていただきます。
地域課題企業研修プログラム実施内容紹介
カキのブランド化・6次産業化に挑む
震災の津波で東名漁港から約1キロメートル先にあった自宅と加工場は全壊した。震災後は共同処理場を利用し出荷していたが「こだわって育てたカキ。自社ブランドで勝負したかった」と二宮さん。国のグループ化補助金などを活用し、震災から10年の21年3月、東名漁港そばに加工場を再建。20代の若手を社員に迎え、本格的にスタートを切った。
施設見学 牡蠣がどのようにできるのかを学ぶ | 牡蛎のむき方講習・体験 水上げしてから、加工する過程を学ぶ | 課題抽出・事業拡大策の整理 温暖化や高齢化による人材確保など |
史上最年少 皇室御献上 海苔漁師
宮城県東松島市矢本。眼前に広がる豊かな海で海苔を育てる相澤太氏。史上最年少で「皇室献上の海苔」をつくった全国屈指の海苔漁師である相澤さんが考えるSDGsとは。
グループディスカッション <成功のカギを探求> 日本の海の課題と向き合う海苔漁師を講師に、環境問題や地球温暖化を自分ごとと捉え、持続的独自優位性を見出す。 |
なければ、つくる。変化を作り出し、稼げる漁業へ。海産物プロデューサー
帆立・牡蠣・ほやなどの養殖を営む水産加工会社、自社で海外への直販も行う。震災後たったの1か月で生産を復活させ、その後海外展開を大きく飛躍させ、現在は持続的な経営を目指し同族経営からの脱却など後継者の育成にも力を注いでいる。
環境問題の現状や課題を知る | 業者さんとの関係構築を学ぶ |
最終日は、課題とまとめ発表。市役所職員へのプレゼン機会も。
早起きをして、ビーチクリーンを実施、研修を通じて出会った人達から学んだことを振り返り、地域が抱える課題解決や自分の任されている業務で活かせること、新たな事業の創出などを研修に参加したメンバーや、講師の前で発表します。研修に参加する前と後では、視座が高まったというお声をたくさんいただいています。
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KIBOTCHAを運営する、貴凛庁株式会社では、様々なご要望に応じた研修を提供しております。
内閣府が掲げる国土強靱化(ナショナル・レジリエンス)、防災・減災の取組みや、厚生労働省が掲げる人材開発支援のアドバイスもさせていただいております。お気軽にお問い合わせください。
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